ここでは、ヤフアマ検索ツールの機能について解説していきます。
ビジネスをやっていく過程で必要だと思ったものがいろいろ入ってますので、最初はやや複雑に感じられるかもしれません。
最初は全部の機能を理解する必要はありませんので、やっていくうちに少しずつ理解していっていただけたらと思います。
まず、そもそもどんなツール?というところから解説します。
まず、中身は下図のようなファイルの集まりになっています。
※このファイルがまとまっていないと稼働しないので、ファイルを別の場所に移したりしないでください。
『ヤフアマ検索ツール』をダブルクリックで稼働させて動かします。
こちらを使った出品の仕方は下記をご覧ください。
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【出品機能】
最大の特徴としましては、画像認識を用いて、「ヤフオクにはあるけどアマゾンには無い商品」を全自動でリサーチしてくれます。
その後、該当商品を出品してくれるファイルを自動で作成してくれるので、そのファイルをアマゾンにアップすれば出品が完了します。
動きとしましては、こんな感じです。
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まず、キーワードを入力して「抽出」ボタンを押すと、リサーチを開始します。
キーワードでヤフオクを検索し、引っかかった商品の情報をメモリーします。(1ページ約20商品掲載されています。)
その後、ヤフオクに掲載されている商品タイトルをアマゾンで検索し、Amazonで検索に引っかかった商品の情報もメモリーします。
このツールには画像認識機能が搭載されておりますので、AとBの画像の一致度を判別できます。
ヤフオクの画像とアマゾンの画像を比較して、一致度が90%を超えているものは新規出品できないので除外します。
ヤフオクの画像とアマゾンの画像を比較して、一致度が90%を超えているものが見つからない場合、新規出品できるので出品対象とします。
こうして全商品の検索が終わると、「resultFolder」内の「検索結果」というCSVファイルに情報を入力します。
Excelファイルの一番右列で「出品しない理由」を確認できます。
「resultFolder」内の「実行結果」というCSVファイルでは、情報取得状況が確認できます。
【出品時の設定機能】
出品時にいろいろと設定できます。
①開始ページ数・終了ページ数
こちらはヤフオクでリサーチするページ指定です。
開始:1、終了:100とかにしていただくと、100ページ分ヤフオクをリサーチしてきます。(1ページ約20商品なので2000商品のリサーチをします。)
その後、新規出品できる商品だけ集めて出品ファイルを作成します。
なぜ、開始と終了で分けているのか?
→例えば、1ページから100ページ回してみたときに、「注文が入って良いキーワードだ!」ってなったら次もまた出品したいですよね。
その際に、あまり時間をおかずにすぐまた開始1ページから100ページで回したら、リサーチした商品が前回と被りがちです。
ヤフオクでの出品商品数が多いのであれば、次は開始101ページから200ページとかでツールを回した方が、商品が被らなくて効率的です。
②最低出品価格
ヤフオクの出品価格の最低値を制限します。
1円出品などは値上がりする確率が非常に高いので、避けていただいた方が無難です。
③良い評価の割合
ヤフオク出品者の良い評価の割合で制限をかけられます。
99 %以上の良い評価ですと、トラブルがほとんど起こりません。
しかし、もう少し制限をゆるめた方が、出品数は増えます。
④即決価格境界値
オークション価格と即決価格の両方が設定されている場合、この境界値を元にアマゾン販売価格を決定します。
例えば、
・オークション価格が1000円
・即決価格が1万円
・即決価格境界値が50%
の場合、即決価格の50%、つまり5000円が境界値になり、これよりオークション価格が下になるので、『即決価格』をもとにAmazonでの販売価格が決定します。
逆に、
・オークション価格が8000円
・即決価格が1万円
・即決価格境界値が50%
の場合、即決価格の50%、つまり5000円が境界値になり、これよりオークション価格が上になるので、『オークション価格』をもとにAmazonでの販売価格が決定します。
つまり、どういうこと?
→オークション価格と即決価格で乖離が大きいと値上がりする可能性が高くなります。
その場合は、仕入れできないリスクが上がりますので、即決価格をもとにAmazon販売価格を決めた方が良いという判断になります。
→逆に、オークション価格と即決価格で乖離が小さい場合は値上がりする可能性が低くなります。
その場合は、少しでも価格が安い方が売れやすいので、オークション価格をもとにAmazon販売価格を決めた方が良いという判断になります。
この%を下げれば下げるほど、オークション価格をもとにAmazonでの販売価格を決める確率が高くなりますのでリスクをとる形になります。
⑤抽出順
ヤフオクの並び順を変更します。
『新着順』が一番、アマゾンに無い可能性の高い商品が載っていますが、慣れてきたらいろいろアレンジしてみてください。
⑥入札フィルター
入札が入っているかいないかで制限をかけることができます。
「オークション商品は出品したいけど仕入れリスクは下げたい」ということであれば、『入札なし』設定も良いかもしれません。
⑦即決フィルター
『即決価格』が設定されている(注文が入ったらすぐ仕入れができる)商品のみを出品します。
⑧総合評価
ヤフオク出品者の評価の数で制限を設けることができます。
新規の出品者とかだと、アカウントを大量に作って悪さするアカウントなどがあったりするので、気をつけましょう。
⑨残り時間
オークションの残り時間で制限をかけられます。
こちらを設定していただくことで、注文後の発送までの日数を計算できますので、調整してみてください。
注文後の発送までの日数の調整方法はこちらで解説しています。
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⑩発送までの日数
オークションごとの「発送までの日数」に応じて、注文後のAmazonでの「出荷作業日数」を調整できます。
注文後のAmazonでの「出荷作業日数」を調整の仕方は、こちらで解説しています。
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⑪商品状態
ヤフオクのコンディションに応じて、出品する商品に制限をかけられます。
ヤフオクの商品状態と、Amazonの出品コンディションは、下記内容でリンクしています。
・ヤフオクで『未使用』→Amazonで『新品』
・『未使用に近い』→中古『ほぼ新品』
・『目立った傷や汚れなし』→中古『非常に良い』
・『やや傷や汚れあり』→中古『良い』
・『傷や汚れあり』→中古『可』
・『全体的に状態が悪い』→中古『可』
また、コンディションごとのAmazonの商品説明コメントを「defFolder」内の「共通定義」ファイルで設定できます。
※販売価格の決定方法について
Amazonでの販売価格は、ヤフオクの価格をもとに算出され、「defFolder」内の「共通定義」ファイルで設定できます。
こちらわかりづらいですが、カンマで区切って階段状になっておりまして、これを基に計算されます。
(わからなければそのままで大丈夫です。良さそうだと思うものを初期設定にしています。)
上図の場合、
・1~500円までの商品はヤフオク出品価格の3倍+2500円
・501~2000円までの商品はヤフオク出品価格の2.8倍+1500円
・2001~5000円までの商品はヤフオク出品価格の2.5倍+1300円
…
という風になっておりまして、
例えば、1000円の商品だったら、2.8倍+1500円なので、4300円がAmazonでの販売価格となります。
【除外機能】
「defFolder」内のファイルで、いろいろな除外機能を設定できます。
こちらを定期的に更新することで、アカウントを健全に運営することができます。
①オークションID
今出品している商品のオークションIDが自動で入力され、次回以降の重複出品を防ぐことができます。
出品時と在庫管理時に自動入力が働きます。
②ブラックリスト1
出品してしまうとマズいキーワードを入力します。
ヤフオクの商品タイトルや説明文、出品者のプロフィール欄から探し出し、検知したら出品をしないようにします。
『切手』などの金券類や『オリジナルブランド名称』など、これまで問題が起こる可能性が高かったワードを集めています。
ただ、すべてを網羅できるわけではないので、やりながら増やしていきましょう。
③ブラックリスト2
これまでクレームを言われたヤフオク出品者のヤフーIDを入力します。
その出品者の商品を出品しないように制限を設けます。
④除外キーワード
ヤフオク!にはよくあるけどAmazonでは不自然なワードをここに追加することで、Amazonの商品タイトル作成時に、そのワードを除外します。
例えば、『即決』が追加されていた場合、ヤフオク『即決 名探偵コナン 映画〇〇のぬいぐるみ』→Amazon『名探偵コナン 映画〇〇のぬいぐるみ』
【価格改定機能】
出品した商品は最初は自分ひとりしか出品者がいませんが、時間が経つにつれて相乗りされてライバルと価格競争になることが考えられます。
そうなったときに、自動で価格改定して最安値をとるように設定できます。
価格の自動改訂の方法は下記で説明しています。
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価格改定ですが、下図を見ていただくのが一番早いかもしれません。
(細かくて見づらい時はパソコンで見るか、画面を拡大して見てみてください。)
例えば、ヤフオクで現在価格1000円の商品を出品する場合、
・Amazonでの販売価格:4300円
・自動価格改定した後の赤字ストッパー(下限)価格:1900円
・自動価格改定した後の上限価格(あまり使いませんが):9500円
で設定されます。
なので、最初は4300円で出品しますが、ライバルが現れて価格競争が起こっても、下限の1900円で自動で価格改定が止まる仕組みになっています。
1900円で売れれば、仕入れが1000円なので送料含めても利益が出るかトントンくらいかなと思います。(下限で売れても大きな赤字にはならない設計です。)
この赤字ストッパーは「defFolder」内の「共通定義」ファイルで設定できます。
こちらわかりづらいですが、カンマで区切って階段状になっておりまして、これを基に計算されます。
(わからなければそのままで大丈夫です。良さそうだと思うものを初期設定にしています。)
上図の場合、
・0~499円までの商品はヤフオク出品価格の200%+500円
・500~2000円までの商品はヤフオク出品価格の140%+500円
…
という風になっておりまして、
例えば、1000円の商品だったら、140%+500円なので、1900円が赤字ストッパー価格となります。