Amazonにはアカウント健全性という指標があり、年々厳しくなっています。

これを守らず雑な運営をしていると、「パフォーマンス改善計画」を求められ、「出品者出荷の権限の一時停止」や最悪の場合「アカウント停止」に陥ります。

 

パフォーマンス改善計画は、簡単な反省文程度では到底審査を通過せず、論文並みの文章を作成する必要があります。

実質2∼3回程度までしか提出が許されず、それでダメだと判断されたら、審査すらしてもらえなくなります。

 

正直、この改善計画をクリアしたことある人は周りに2∼3人しか知らないです。

これまで指導してきた生徒さんレベルでクリアできた人は一人もいませんでした。

 

極めて厳しい状況になりますので、日ごろから健全な運営を心がけましょう。

 

とは言っても、ツールを使うことでそれらの指標は基本的にはすべてクリアできる内容になっています。

※指標を守らず運営してアカウントが停止しても責任は負えませんので、しっかりやっていきましょう。

 

 

セラーセントラルの「パフォーマンス」→「アカウント健全性」で確認できます。

 

 

まず、この3つです。

もっともペナルティが起きやすいです。

 

①出荷遅延率

②出荷前キャンセル率

③追跡可能率

 

 

①出荷遅延率

 

これは、注文が入った商品の出荷通知が「期限より後になってしまった」場合に数値が上昇します。

30日間の商品出荷数に対する遅延した注文数の割合で計算され、4%未満に抑える必要があります。

 

 

しかし、最初は出荷数が少ないので、1回出荷遅延してしまうと簡単に4%を超えてしまい下図がセラーセントラルのトップページに表示されます。

 

 

ですが、4%を超えたからと言ってすぐにペナルティになるかというとそうではない場合もあります。

(だいたいの目安ですが、30%を超えてくると改善計画を求められたりします。)

何度も繰り返してしまうことは絶対に避けましょう。

 

 

出荷が間に合わない要因としましては、「出荷作業日数」の設定が間違っている可能性があります。

 

出荷作業日数とは、下記の合計です。

 

【ヤフオクで仕入れるまでの日数】

【仕入れてからヤフオクの出品者が発送するまでの日数】

【発送代行業者から発送されるまでの日数】

 

・ヤフオクで仕入れるまでの日数はツールで設定できます。

「残り時間」を設定すれば、それ以下の日数で仕入れができます。

 

 

・仕入れてから出品者が発送するまでの日数はヤフオクの商品ページで確認できます。

 

 

・発送代行業者(アムロジ)の出荷は基本的に1~2営業日で行われます。

 

 

 

つまり、例えば、ヤフオクの終了が4日以内のものに限り、ヤフオクの商品の発送までの日数が2∼3日だったとすると、

 

・仕入れまでに最大4日

・発送までに最大3日

・アムロジの作業日数で最大2日

 

なので、これらの合計である「9日」が出荷作業日数になります。

 

(ヤフオクからアムロジに届くまでの日数を入れるなら+1日すれば余裕が生まれます。その代わり、出荷作業日数が長くなると売れにくくなる可能性があります。)

 

これをツールの下図の部分に入力すれば、自動で商品ごとに出荷作業日数を設定してくれるので、注文が入った後、基本的に出荷期限を過ぎてしまうということは無くなります。

 

※図の数値では間に合わない可能性が出てきます。

 

慣れないうちは「即決のみ」の商品を扱うことで、注文が入ったら仕入れがすぐできる商品だけを扱うことができるようになるので、まずはそちらから始めてもいいかもしれません。

(ただ、出品数が限られてしまいます。)

 

ツールで即決のみの商品だけ出品するように設定できます。

 

 

出荷遅延は気をつけていれば防げるところです。

まだ出荷していない商品は無いか?というのを定期的に確認しましょう。

 

 

②出荷前キャンセル率

 

これは、注文が入った商品を出荷前にキャンセルした場合に数値が上昇します。

7日間の商品出荷数に対する「こちらの都合でキャンセル」した注文数の割合で計算され、2.5%未満に抑える必要があります。

 

 

こちらも「出荷遅延率」同様、最初は出荷数が少ないので、1回出荷遅延してしまうと簡単に2.5%を超えてしまい下図がセラーセントラルのトップページに表示されます。

 

 

ですが、2.5%を超えたからと言ってすぐにペナルティになるかというとそうではない場合もあります。

(だいたいの目安ですが、30%を超えてくると改善計画を求められたりします。)

何度も繰り返してしまうことは絶対に避けましょう。

 

 

お客様から「キャンセル依頼」をもらってキャンセルした場合、こちらの数値は上昇しません。

(お客さんからキャンセル依頼が来ていないのに「購入者都合」でキャンセルしてもバレますので、数値が上昇します。)

 

 

 

出荷前キャンセル率が上がる要因としては2つが考えられます。

 

・仕入れ商品が在庫切れだった

・仕入れ商品の価格が上昇してしまった

 

在庫切れに関しましては、ツールの在庫管理ツールをなるべく頻度多く回していただければ避けることができます。

在庫管理ツールの使い方については、「ツールの使い方」で別途解説しています。

 

仕入れ価格の上昇についても、在庫管理ツールをなるべく頻度多く回していただければある程度避けることができます。

注文が入った後に仕入れ価格が上昇してしまった場合のみ仕方ありません。

 

ただ、こちらの出荷前キャンセル率は7日間でリセットされるため、他の指標に比べてやや軽いです。

7日間でいったんリセットされるので少しキャンセルが重なってしまっても、大きく数値が上昇しにくいです。

 

 

在庫切れにしても、仕入れ価格の上昇にしても、注文をキャンセルせざるを得なくなってしまった場合は、まずは丁寧にお客さんに連絡して、キャンセル依頼してもらえるように動いてみましょう。

 

 

③追跡可能率

 

これは、注文が入った商品の出荷時に「有効な追跡番号」が入力されていなかった場合に数値が上昇します。

30日間の商品出荷数に対する「有効な追跡番号」が入力されてた注文数の割合で計算され、95%以上に保つ必要があります。

 

こちらも「出荷遅延率」同様、最初は出荷数が少ないので、1回出荷遅延してしまうと簡単に95%を下回ってしまい下図がセラーセントラルのトップページに表示されます。

 

 

ですが、95%を下回ったからと言ってすぐにペナルティになるかというとそうではない場合もあります。

(だいたいの目安ですが、60%を下回ってくると改善計画を求められたりします。)

何度も繰り返してしまうことは絶対に避けましょう。

 

 

追跡可能率が下がる主な要因としましては

 

実際に商品が発送されてから翌日以降に出荷通知を出してしまう

配送業者と追跡番号が不一致というミスをする

 

ことが挙げられます。

 

アムロジを使っている限り、追跡番号なしに発送されることはありません。

 

しかし、ただ追跡番号を入力すればいいというだけではないのがやっかいです。

 

Amazonのシステムは配送業者の追跡システムと連携?しているらしく、原則として商品の発送後(厳密には郵送物を配送業者に渡した時点から)4時間以内に出荷通知を出さないと有効な追跡番号として認められないそうです。

(ただ、4時間を過ぎてしまってもその日のうちに出荷通知を出せば間に合っていたケースもあります。)

 

アムロジはだいたい16時~18時の間に出荷した商品の通知をくれるので、その日の21時くらいまでには出荷通知を出すことを心がけましょう。

 

また、配送業者名と追跡番号が一致していなかったりすると、これも有効な追跡番号として認められないので、注意が必要です。

 

 

 

 

この3つが運営をしていくうえで、しっかりと守らなければいけない指標です。

健全性が悪くなるとパフォーマンス改善計画を求められて非常に厳しいことになりますのでご注意下さい。

 

※ちなみに、万が一この3つの指標が悪化して「改善計画」を求められた場合はご相談ください。

3つともクリアした事例がありますので、有料にて対応することも可能です。

 

 

 

④注文不良率

 

これは、お客さんから悪い評価をもらった場合に数値が上昇します。

60日間の商品出荷数に対する「お客さんから悪い評価をもらった」注文数の割合で計算され、1%未満に保つ必要があります。

 

 

正直、お客さんからの評価はこちらではコントロールできません。

しっかりやっていても悪い評価をもらうこともあります。

 

ただ多くの場合、在庫が無くてキャンセルしてしまったりしたときに、悪い評価をもらいがちです。

 

つまり、これまでの3つの指標を守っていれば基本的に悪い評価をもらうことはないので、しっかりとした運営を心がけましょう。

 

 

 

規約の遵守

 

こちらに関しては1以上の数値が付くと「危険」という水準に陥ります。

 

 

 

ただ、ビジネスの特性上、メーカーから直接代理店契約して販売しているわけではないので、大手メーカーの商標に引っかかる商品を出品してしまうこともよくあります。

 

それで知財関係の数値が上昇してしまいますが、実際にクレームが来ているわけではなく、Amazonのシステムで「商標ワード」に引っかかった商品の数だけここの数値が上昇するようになってます。

 

1でも100でも結果としては同じで、ここの数値が上昇したからといって、アカウントに大きな影響があることは少ないです。

 

問題のあるキーワードを発見したら、ツールの「ブラックリスト」に追加していきましょう。