まずはヤフオクの仕組みを知り、注文が入った商品の仕入れに上手に活かしていきましょう。

ここでは、オークションの状態によって、どのように仕入れを行っていけばいいのかを解説します。

 

同時にヤフオクの仕組みも解説しますので、一度すべてに、目を通してください。

 

 

 

オークションには、3つの状態があります。

 

・即決価格のみ

・オークションのみ

・オークションと即決の両方

 

【即決価格のみの場合】

 

 

注文が入ってヤフオクを見に行ったら、即決のみで、「今すぐ落札する」ことができる場合、すぐに落札しましょう。

こちらは最も簡単な場合になります。

すぐに仕入れて発送できるので、慣れないうちは「即決のみ」に絞って出品するもの良いかもしれません。(ツールで設定できます。)

 

 

【オークションのみの場合】

 

オークションのみの場合、場合によっては仕入れ価格が変動し、仕入れができない可能性があります。

ただ、仕組みを知ってうまくやることで安い値段で確度を上げて仕入れをすることができます。

 

 

 

今回の場合、よく見ると、入札件数がゼロ件です。

こういう場合がけっこう多い印象です。

この場合は、おそらく誰も入札しないでオークションが終了するか、またはオークション終了時間が過ぎたら自動で再出品されてオークションが延長される可能性が高いです。

 

なので、このまま入札しても良いと思いますが、もしかしたら誰かが入札してくるかもしれないので、対策をしておくと、仕入れの確度を上げられます。

(入札件数が現時点でゼロ出なかった場合にも効果があります。)

 

具体的には、オークファンの入札予約を使っていきます。

Googleで「オークファン」と検索するとオークファンの説明がいろいろ出てきます。

 

 

有料会員になると、入札予約し放題になります。

トップページから登録しようとすると「プレミアム会員」への登録しかないのですが、実は「ライト会員」というのがあります。

ライト会員であれば月額300円で入札予約し放題になります。

今後仕入れを有利に進めていきたければ、コスパの良い投資だと思います。

 

「オークファン ライト」と検索するとライト会員の登録が出てきますので、こちらを登録しましょう。

 

 

オークファンで入札予約することで、

 

①オークション終了の6分前に自動で入札されるようにあらかじめ設定できる

②入札予約は取り消せる

 

というメリットがあります。

 

 

①についてですが、オークション終了の6分前に入札がされることで、他の入札者がいたとしても、よほど買いたいと思っている入札者でない限り、仕入れができる確率が上がります。

 

というのも、終了の6分前にサッと入札が入ったら、あなたが他の入札者だったらどう思いますか?

 

多くの場合、6分しかないので再入札をしそこねて(忘れて)、オークションが終わってしまうでしょう。

 

終了間際にサッと入札が入ることで、ほとんどの場合、希望価格で仕入れができたりします。

 

でも「6分前?」と思われるかもしれません。

2分前に予約することもできるのですが、ヤフオクは終了まで残り5分以内に入札が入った場合、自動で10分残り時間が延長されます。

そのため、6分前に入札を入れるのが一番終了間際ということになります。

 

 

②についてですが、実はヤフオクで直接入札した場合、原則として入札を取り消すことができません。

 

入札を取り消したい場合は、出品者に「質問する」から連絡して入札を取り消してもらうしかありませんが、取り消しを行ってくれない出品者が多いです。

 

入札ミスでなくても、もしかしたらAmazonの購入者が突然「キャンセルしたい」と言ってくるかもしれないですよね。

 

そういった場合に備えて、直入札でなく入札予約にしておくことで、簡単に入札予約を取り消すことができます。

 

 

このように、メリットだらけなので、基本的には直入札でなく、入札予約で仕入れを行っていただく方がいいですね。

 

オークファンの会員登録ができましたら、ログインして使っていきましょう。

 

 

 

 

 

入札予約には、ヤフオクのURLを使っていきます。

 

 

 

 

 

 

ここで、入札するための価格を決めます。

これも仕入れの確度を上げていきたいですよね。

 

 

※重要※

オークションは、「現在の価格より高い値段で入札しても最安値で落札ができる」という仕組みになっています。

 

 

例えば、現在価格1500円の商品に、5000円で入札した場合、その後誰も他に入札者が現れなければ、1500円で落札できます。

 

もし途中で誰かが3000円で入札してきた場合、あなたが入札した5000円に届いていないので、その時点でヤフオク価格が3100円とかになり、他の入札者の入札は自動ではじかれます。

 

逆に、もし誰かが1万円で入札してきた場合、あなたの入札金額より高い値段での入札が入ったので、あなたは高値更新され入札がはじかれ、ヤフオクの価格は5100円とかになります。

 

現時点で誰がいくらで入札しているかわからないので、欲しい人はちょこちょこと入札してその時点での一番高い入札者の値段を探すか、自分が買ってもいいと思える限界の金額で入札する必要があります。

 

これがオークションの仕組みです。

 

つまるところ、自分のお買い物でオークション利用しているならちょこちょこ入札してもいいですが、こちらはAmazonでの売れた価格が決まっているため、どこまでも値段が上がってもいいというわけではありません。

 

なので、「利益トントンで仕入れができる金額で入札をする」というのが一番良い方法になります。

 

この入札金額より下の入札しか入らなければあなたが落札できますし、それ以上の入札が入った場合は赤字になるので仕入れをする必要が無いからです。

 

 

では、いくらで入札すべきなのか?

 

それは、Amazonから届いた「注文確定メール」で確認できます。

メールを開くと、「Amazonからの振込み金額」が記載されています。

 

例えば、下図の商品なら、Amazonから3493円が振り込まれることがわかります。

 

 

 

であれば、送料を含め3493円(わかりやすいように3500円とします)以下で仕入れができる金額で入札すればいいことがわかります。

 

計算式にすると

【入札価格+送料=Amazonからの振込金額】

 

つまり「利益トントンで仕入れができる金額」

 

入札価格=Amazonからの振込金額-送料

 

なので、今回の場合は、Amazonからの振込金額が3500円、送料がだいたい800円~1000円なので、ざっくり1000円くらいかかると仮定すると、

(送料は、オークションページの下の方の「送料」で確認できます。)

 

 

入札価格=3500円-1000円=2500円

 

入札金額はだいたい2500円だということがわかります。

 

 

2500円で入札しておけば、

 

・もし誰も入札してこなければ最安値の1500円で落札できますし

・もし誰かが2500円以下で入札してきても自動で入札をはじいてその時の最安値で落札できますし

・もし誰かが2500円を超える金額で入札してきたら、赤字になってまで仕入れをせずに済みます。

 

なので、2500円で入札予約していきましょう。

 

 

入札するヤフオクアカウントであっているか確認して、同意します。

(まれに家族の別の人のアカウントで入札してしまったりということがあるので、気をつけましょう。)

 

 

 

「追跡入札」ですが、オークションの設定によっては機能しないので、チェックは付けなくていいと思います。

 

 

 

 

これで入札予約完了です。

一覧を確認しましょう。

 

 

 

もし、入札をキャンセルする必要が出てきても、簡単に予約をキャンセルできます。

該当商品にチェックをつけて、「選択したアイテムを削除する」を選択すれば予約を削除できます。

 

 

 

 

 

あとは落札できるか待つだけになります。

仕入れができるのか、できないのかはわからないので、待ちましょう。

 

 

オークファンで入札が実行されたら、「入札完了タブ」で確認できます。

問題なく入札された場合は、下図のようになります。

 

 

場合によっては入札予約に失敗することもあります。

失敗例をいくつか挙げておきます。

 

→すでに値上がりしていて設定した入札予約金額では入札できなかったことを示しています。

 

→入札はできたものの、誰かがすでにもっと高い金額で入札していたので、すぐ高値更新されたことを示しています。

 

→入札した時点でオークションが終了していたことを示しています。(出品者がオークションを取り消したか早期終了した可能性が考えられます。)

 

→あなたのヤフオクアカウントがSMS認証していなかったりすると、「入札者認証制限」かかって入札できなかったことを示しています。

 

→あなたのヤフオクアカウントの評価が悪いので、「入札者評価制限」にかかって入札できなかったことを示しています。

 

 

ちなみに、よく売れる人気商品だったりすると、「終了したオークション」で商品名を検索すると、これまでのオークションの履歴が出てくることがあります。

ここで相場を確認できるので、あらかじめ仕入れができそうかできなさそうかの判断ができる場合があります。

 

 

 

 

 

【オークションと即決両方の場合】

 

これは、これまでの応用編ですね。

 

即決で仕入れて利益が出るのであれば、今すぐ仕入れてしまった方が仕入れができないリスクをゼロにすることができます。

一方で、現在価格の方が大幅に安い場合で入札がまだ入っていない場合は、オークションで仕入れをした方が利益率が上がります。

 

 

リスクリターンを考えて一番良いと思う方法を選択してください。

 

ただ、入札がすでに入っていたり、現在価格が1円だったりする場合は、即決で他の人に買われてしまったり、仕入れ価格が値上がりする可能性がありますので、十分に気をつけてください。